山や海で遭難してヘリコプターに救助されたらお金がかかるの？

 

常務の鈴木慎也です。

明日放送のラジオではタイトルのお話をさせていただきました。

最近では地元の沼津アルプスでもお手軽な地理的要因からか、高齢者の滑落事案等で防災ヘリが出動してレスキューされる事案が頻発しているとのこと。

 

また、先日には伊東の沖でもボートが行方不明・・・。

そんな事案が起きると、質問されるのが「ヘリコプターが飛んで救助や捜索されるとお金が沢山かかるんでしょ？」ということ。

元防災ヘリコプターのパイロットだった経験から申しますと、捜索や救助に消防、警察、海上保安庁、自衛隊が携わった場合には捜索や救助にかかった費用を請求されることは基本的にありません。

しかし、富山や長野県などの山で、消防、警察などのヘリコプターが点検などで飛ぶことができず、普段は山小屋に食料や物資を運んでいる会社のヘリコプターが飛んだ時には費用請求されます。しかしこれはその緊急時に選ぶことはできません。

また、捜索が打ち切りとなり、家族が自費でヘリや救助隊をチャーターした場合も費用が発生します。

埼玉県防災ヘリコプターは２０１８年から要救助者に一部の費用負担を求めることを条例化したようです。

ですから、今後は公共機関の救助事案とはいえ、いつまでも無料というわけにはいかない可能性もあります。

そんな時に、家族に迷惑をかけないための保険てあるの？というお話になると思いますが、そういう保険もあるんです。
旅行保険に捜索費用をみてくれるオプションを付けることもできます。
リスクのある旅行の時には、家族に迷惑かけないためにも備えてみてください。

※写真は筆者の私です(笑)

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