車両保険の大事な話その1
スズキシンヤBです。
ラジオでは次のお話をさせていただきました。
事故を経験した方や、車に大きな損害があった方でないと自動車保険の「車両保険」部分の補償の大切さは、なかなか解からないのが現実です。
私も保険業となるまではそうでした。
今回は、車両保険の役立った一つの事例をご紹介します。
弊社のお客様が、信号無視の車と交差点で衝突してケガを伴う大きな事故にあってしまいました。
お客様は、ご自身の車の車両保険に100万円を設定されておりました。
そして、事故により車の損傷は110万円という大きな損害でした。
では、相手からどのように賠償されるかというと、法律上の賠償はそもそも「その物の時価」までが基本となります。従いまして相手から提示されたお客様の車の賠償時価は「50万円」となってしましまた。
しかし、その車両を修理するなら時価プラス50万円までは出すという特約が相手に付いていましたので100万円までは修理代が出してもらえることになりますが、そもそも修理見積は110万円・・・10万円足りません。
しかも大きな損傷ですから、110万円で直したとしても直しきれない部分や以後に不具合があるかもしれません。
そんな事でお客様は、今回は修理せずに同等の中古車を買い替えるという選択をすることにしました。
しかし、修理せずに買い替える場合には相手から賠償金として受け取れる金額は時価の50万円となります。
従いまして今回はどうするかと言いますと・・・
ご自身の車両保険から100万円と臨時費用の10%をあわせて110万円受け取るという事にしました。
今回の事故は、相手が100%悪いという事故になりますので、お客様は無過失事故になります。
このお客様の契約の場合、無過失事故は、自分の車両保険で保険金を受け取っても等級ダウンなどが無いためにお客様にはデメリットがありません。
いかがでしょう・・・
被害事故にも関わらず、車両保険が無かった場合にはキチンと修理もできず、新しく車を買い替えることもできません。
このような事故をご経験ある方は、車両保険の大切さが身にしてみておられますが、経験のない方は知らなかったという方が多いかと思います。
ご自身の大切な車がもしもの時の大きなお金について今一度考えて頂き、補償を備えて頂けましたら幸いです。
※上記の事故例は、事実の事故を元に金額などは、解かりやすく変更してありますので、ご了承ください。
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