いろはに通信

便利の代償!?ライフラインの重要性。

宇佐美です。今回は台風のお話。
9月には中旬に台風14号、そしてその約1週間後には台風15号が日本各地に大きな爪痕を残しました。特に台風15号には静岡県内も記録的なダメージを受けることに。まずもって、被災された皆さま方にはこの場をお借りし改めてお見舞いを申し上げます。

参考までに、台風15号による静岡県内の事故受付け状況を損保ジャパンに確認したところ、9月の時点で自動車保険の受付けが約3,100件、火災保険の受付けが約1,500件。最終的な見通しとしては自動車保険が約5,000件、火災保険が約3,000件ほどに達するのではないかと。私たちが周辺地域で経験している中でも最大級の被害規模になったことは言うまでもありません。

私たちいろはにほけんも一部メンバーで静岡市清水区に向かい、ささやかながら支援の飲料水とお菓子を届けました。僅かな時間でしたが、現地では何台ものレッカー車を目にし、水没したと思われる車が次々と搬送される光景が印象的でした。

現地の皆さんにお話をお聞きしたところ、この台風で最も影響を受けたのが何と言っても「水」。飲料水はもちろん、トイレや風呂、そして家事や炊事もすべては水が無ければ何もできず、長いところではそれが一週間も続きました。電気やガス、それに電話やインターネットなども含めて当たり前過ぎるライフラインに支えられている便利な社会は、それが機能しなくなった時の脆弱性と背中合わせでもあることを改めて痛感しました。

防災では、「自助」「共助」「公助」という言葉をよく使いますが、「共助」や「公助」には限界があります。数的にも僅かな力で多くの住民を救うのには無理があり、まずは「自助」の部分で個々のご家庭がしっかりと備えること。それは誰のためでもなく、自分自身のためだと思います。

そして、生活環境が日常を取り戻そうかという時に襲ってくるのが『経済的ダメージ』。
搬送されている車も、そのレッカー費用は自動車保険に加入していれば支払われる保険がほとんどでしょうが、水没してしまった車は車両保険がなければ誰も補償してはくれません。火災保険も同様で、これもまた自分自身のための「自助」です。

改めて、切に切に痛感しています。
『万一』を、他人事ではなく自分事として考えてみてください。
誰のためでもなく、皆さんご自身のために。

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