いろはに通信

老後資金を考えよう その2

宇佐美です。前回に続いてのシリーズ第2弾。老後資金について考えてみましょう。
前回は、主に2つのお話をしました。
1つは『物価とお金の価値』です。物価が上がり、円の価値が下がっている中ではお金(円)をお金(円)のまま持っていたり貯めていったりすることこそリスク。お金の枚数が着実に確保されていたとしても、お金の価値が守られている訳ではないということですね。
そして2つ目は『少子高齢化と老齢年金事情』のお話。少子高齢化が進む日本では社会保障の収支が圧迫され、老齢年金のお財布事情も決して潤沢とは言えない中、『自分の老後に自分で備える』というのが大切だというお話をしました。

そして今回は、『どうやって賢く貯めるの?』というお話。
1つの答えとして挙げさせていただきたいのが、“投資”なんですね。
“投資”という言葉に皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
株の売買、デイトレーダー、FX、暗号資産・・・そんなイメージをされた貴方!恐らくそれは“投資”ではなく“投機”です。
わたしがお伝えしたい“投資”は、「コツコツと、なるべく安全にお金を育てる。」というイメージ。
「リスクがある」「元本保証されない」それはモチロン間違いではないのですが、日本人の多くはそこばかりに極端にフォーカスしてしまう傾向を感じます。リスクの少ない、安全な運用ができるとしたら・・・きっと“投資”のイメージが違ってくるのではないでしょうか。

さて、それでは安全な運用とは?
リスクを軽減する鉄則とも言えるポイントは3つ。「長期」「分散」「積立」です。
変動性のある資産ですから、上がる事もあれば下がる事もある。しかし、長い目で均してみると、元本を下回るケースは極めて少ないと言われます。「長期」の方がリスクの少ない安定した収益が見込めるという事です。

「分散」とは、文字通り投資先を一点集中させないことです。国内と海外、株式と債券、リート等に分散させることで、どこかが下がっても全部が下がるリスクは減り、逆に他のどこかは上がったりする。たくさんの卵を一つのカゴに入れれば万一の際には全部割れちゃうけど、いくつものカゴに分けて入れておけば万一のリスクも軽減できるって感じでしょうかね。

そして、「積立」。実はこれも、一種の分散ですね。投資商品・銘柄を分散するのではなく、購入タイミングの分散です。毎月一定金額を購入するという事は、価格が上がれば運用益が上がり、価格が下がればたくさん買える。均してみると、やはり変動リスクを分散する安定した投資という事になります。

学校では家庭科の授業で、“投資”を勉強する時代。NISAやiDeCoなど、国としても投資による積極的な運用の後押しに躍起です。なるべく安全に賢く運用するのは、皆さんの大切な資産の自己防衛でもあるのではないでしょうか?

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